着付ゆうゆう

着物、着付けのこと、そして「千葉駅前教室」を中心に私事も。 気が付いたこと、思ったことなどなど。 なお「千葉駅前教室」のホームページもよろしければご覧ください。 http://www7b.biglobe.ne.jp/kimono-chiba//

佐渡 「正法寺(しょうぼうじ)」

年末年始、佐渡の実家に帰っています。寒気の到来で雪のお正月になりました。 佐渡市泉に、正法寺(しょうぼうじ)というお寺があります。実家のそばにあるお寺さんです。
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正法寺は能の大成者、世阿弥のゆかりのお寺です。佐渡政治犯が流された島でした。世阿弥も71歳(1434年)の時、佐渡の地に流され、着いた時の配所は他のお寺だったのですが、内乱があり、その後正法寺に移りました。世阿弥佐渡でどのように過ごしていたのかは定かではないそうですが、後に『金島書』という謡曲集を残しています。 正法寺には、世阿弥が腰かけたという『腰掛けの石』また、世阿弥が雨乞いの舞に使ったとされる、神事面べしみが所蔵されています。 佐渡で能が広まったのは江戸時代はじめと言われています。能が盛んになり、今でも能をたしなむ方が多く、能舞台も各所に残っています。国内の能舞台の三分の一が佐渡にあるそうです。初夏から秋の時期、薪能が各能舞台で行われ、正法寺では蝋燭能が行われます。