新潟県の佐渡は由緒ある神社仏閣が多いのですが、このことはあまり知られていないかもしれません。 今月初めに私の実家のある佐渡に帰って来たのですが、実家のお嫁さんに「今、蓮華峰寺のあじさいがきれいなのではないかしら?」と言われて、久し振りに出かけて来ました。「蓮華峰寺」は、島の南の位置する小木にあって、別名を「あじさい寺」とも言われています。佐渡で最大規模を誇るお寺でもあるのですが、古さをそのままに整備をされていて、訪れる観光客は少なく、深い自然の中に静かなたたずまいを見せています。お寺にあじさいが咲く時期に訪れるのは初めてでしたが、とてもきれいでゆったりとした時間を過ごすことができました。
この「蓮華峰寺」は佐渡が皇城(京都)の鬼門にあたるとして弘法大師が開山したと言われ、金剛寺、室生寺とともに真言宗の三大霊地(聖地)の一つとなっています。また、このお寺は国宝とされている建物が金堂をはじめとして3つあり、他の建物の多くも有形文化財に登録されている貴重なお寺なのです。
客殿