6月20日(土)に、新潟県佐渡市泉の正法寺(しょうぼうじ)で、ろうそく能が行われました。 正法寺は1月のブログでも紹介しましたが、佐渡に流された世阿弥が住んでいた由緒あるお寺です。毎年ろうそく能が行われ、今年は、観世流能楽師 松木千俊さんが 『井筒』を舞われました。
本堂で行われた能は、幻想的な幽玄な世界を感じ、舞のきれいさ、近くで見る面のすばらしさ、装束の豪華さを見ることができ、感動でした。面は場面で表情が違って見えることの驚き、また、ろうそくの揺らぐ灯りの中で神秘的な感じさえしまいました。 ろうそく能の魅力とすばらしさを知った一夜でした。
終演後、世阿弥が使用されたといわれる、「雨乞いの面」の一般公開がありました。