海外旅行に着物を持って行きたいけど…、旅行先で着物が着たいけど…、と
思われている方、多いと思います。でも、大変だからとやめられてしまうのではないでしょうか。
日本でない違う文化の国で、私たちの国の着物が着られることは、すてきで
とてもうれしことだと思います。海外旅行の時、私はほとんど着物を持って出かけます。その場に着物でいられる自分がとてもうれしいのです。
私流の、着物持参の旅を紹介してみたいと思います。
着物と帯について
レストランに出かける時が多いので、小紋にします。レストランは、格式のあるところもありますので、少し格のある小紋を選びます。
もちろん季節によって、合わせ、単衣、夏物にしますが、出先の季節(気候)に合わせます。
帯は着物に合わせますが、染帯で古典柄や少し格のあるものを選びます。
帯揚げ、帯締めは、合うものを二組用意します。(2回以上着る時に雰囲気を変えられます。)
コートについて
重くなりますので、冬の気候でもなるべく軽いものを持ち、ショールで調節するようにしています。でも、すごく寒い時期に出かける場合は、洋服のコートで和服でも着られるコートがありますので、そのコートを着て出かけます。
小物について
和装用肌着から補正まで持参します。
足袋は2足、紐は1本多く持ちます。
補正は初めのうち、ホテルのタオルを利用していたのですが、厚手だったりしたので今は学院のヒップパットと薄めのタオルを持参しています。(タオルは他の時利用できますので便利です。)
着物は宝づくしの細かい柄ですが、付下げ小紋になっています。(柄が全部上向き)
帯は四君子の柄で、お花の回りは金の線で描かれています。前の柄は菊と梅が出せるように柄付されています。今回は秋ですので、菊の柄でしめました。
コートは昔の西陣お召で、母の着物をコートに仕立て直したものです。鏡の柄で、軽い織地なので重宝します。
この他に、ぞうり、バック(洋服でも持てる小さなバックにしています。)を持参します。