着付ゆうゆう

着物、着付けのこと、そして「千葉駅前教室」を中心に私事も。 気が付いたこと、思ったことなどなど。 なお「千葉駅前教室」のホームページもよろしければご覧ください。 http://www7b.biglobe.ne.jp/kimono-chiba//

着物持参で海外旅行へ!2019年11月 ⑦

旅行を計画している時、ウンブリア州に行って見たいと思ってネット検索をしていて、YUKOさんのブログに出会いました。YUKOさんのブログは見ていて楽しく、そこに行って見たくなるようなブログです。その中で、ペルージャで手織りを継承している方がいらっしゃることを知って、日本でも手織りは継承者が少なくなってるので、ぜひ、見てみたいと思いました。そして、寄ることがきました。 工房に入ると、一人の女性の方が経糸の整経をしていました。その方がオーナーのマルタ.クッキアさんでした。ちょうど整経台に糸をかけているときでしたので、お声をかけるのはなるべくひかえました。 マルタさんは4代目でお母さんまでは職人を使って織りの工房をされていたそうですが、経営がむずかしくなりお母さんの時に工房をしめたそうです。でも、何代も続いた工房を継承しようと、何も知らなかった織りを勉強し、今の工房を開いたのだそうです。 くわしくはYUKOさんのブログを見てみてください。 https://ameblo.jp/assisi-olmo/entry-12539294757.html?frm=theme

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説明をしてくれた若い女性はフランス出身ですが、どうしてもペルージャの手織りを勉強したかったので、マルタさんの工房に入ったそうです。

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織機は使われていたものをそのまま受け継いでいるそうです。布は経糸緯糸で織りだされますが、日本、そして他の国でも同じような作業で織られてきて、織機も同じように発展してきたことを思いました。緯糸を織り込むシャットルは日本のもの、フランスのリヨンで見たもの、まわりの形が少し違うだけで機能は全く同じでした。

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IMG_6639.JPG 織られた作品です。他にカーテン、ベットカバーなど大きなものも織られていました。

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マルタさんの工房はウンブリア州の博物館として認定を受けています。古い使われなくなった教会を工房にしていますので、雰囲気もすてきです。

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