上田紬は結城紬、大島紬と並ぶ三大紬と言われ、軽くてやわらいそして丈夫な縞と格子の絹織物です。その上田紬を伝承されている小岩井紬工房さんは、江戸時代から養蚕業にかかわっていて、織物業に転向された工房です。 現在、工房を引き継がれ代表をされているのは、伝統工芸士の小岩井良馬さんです。100%の手染め手織りにこだわり、現在リンゴの木の表皮で染色をする草木染めを中心に作品を作っていらっしゃいます。 良馬さんのお姉さん、小岩井カリナさんも伝統工芸士で、すてきな作品を織られています。カリナさんはヨーロッパを旅した時にそれぞれの土地の伝統や暮らし、人々に触れる中で家業の伝統を継ぎたいという思いが生まれて、それを未来に残したいと考えられたそうです。
リンゴ染め(シナノゴールド、フジ、シナノスイート) ご姉弟で上田紬を継がれる大切さを思い、引き継いでいらっしゃること、すばらしいことだと思います。着物を着る人が少なくなった今、引き継ぐことのむずかしさ大変さがあると思いますが、ぜひ、伝承されていかれることを願っています。
小岩井紬工房さんはいつでも見学ができることお聞きしています。ぜひ機会を作ってもう一度伺いたいと思っています。
小岩井紬工房 http://www13.ueda.ne.jp/~koiwai-tsumugi/
良馬さんブログ https://ameblo.jp/ueda-tsumugi/