今、海外旅行で、クルーズが静かなブームになっています。船で寄港地を楽しむ旅はあこがれですね。 生徒さんのYさんが、千葉駅前教室に通われたきっかけは、「地中海クルーズでお着物を着たい」ということからでした。ご主人から「フォーマルでの食事の時、着物を着たら？」と言われて、Yさんは、着物を自分で着ることがなかったので、どうしよう？と思ったそうです。でも、この機会に、ぜひ、きれいに着られるようになりたい、そして、船の旅を楽しみたいと思って、当教室に通ってくださいました。 目的があってのレッスンですので一生懸命練習をして、基礎科前期・後期を終了、そして、安心してクルーズの旅に出かけられました。 乗られた船は、クイーンエリザベス号。 着物を着るとき、あせらないように十分時間を取って着られたそうです。とてもきれいに着られていますね。着物の方は何人かいらして、「とてもきれいに着られているわね。きれいよ。」とみなさんに言われたそうです。とってもうれしかった、と話されていました。ご主人も大満足されたのではないでしょうか。 Yさんから、クルーズで着物を持参されるときのヒントをお聞きしました。 磁石のフックを持参するのが便利だそうです。磁石フックは5キロぐらいまで吊るせる物もあるので、着物がかけられて便利と教えていただきました。私も旅行の時、着る前に着物をかけるのですが、ホテルにはかける所がないのですよね。高さが必要ですからね。その点、船は便利ですね。早めにかけておけて、着た後もかけておけますものね。 Yさんは、クルーズをきっかけに着物が好きになり、これから人様に着せする専攻科を受講することになりました。今度、クルーズに行かれる時は、ご一緒の方のお着物を直して差し上げられますし、希望の方には着せて差し上げられるようになりますね。
