着付ゆうゆう

着物、着付けのこと、そして「千葉駅前教室」を中心に私事も。 気が付いたこと、思ったことなどなど。 なお「千葉駅前教室」のホームページもよろしければご覧ください。 http://www7b.biglobe.ne.jp/kimono-chiba//

着物の衣替え

台風15号、19号は非常な災害を起こしました。災害に遭われた皆さんはほんとうに大変なことと思います。心よりお見舞い申し上げます。

 

今年は超大型台風、そして夏は異常高温と私たちが初めて体験することが起こっています。このような異常気象は地球温暖化が原因と言われています。私たちの国はきれいな四季があります。この四季がなくならないように、私たちもこの問題にまじめに向かい合っていかなくていけないと思います。

 

着物は四季を楽しむ文化とも言われています。春夏秋冬とはっきりした四季がある日本では昔から暮らしの知恵として四季によって、着物など身に着けるもの、そしてバックなど持ち物も変える習わしがあります。

着物はその四季、月によって衣替えがはっきり決まっています。このことは世界の中でも日本だけではないでしょうか。昔からの知恵、そして楽しむことなのですね。四季を感じる装いを楽しむこと、すてきです。着物を着る私たちは、このことを大切ににしていきたいと思います。

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左の着物は裏地(八掛、胴裏)が付いている袷の着物です。右は表地が1枚仕立ての単衣の着物です。

 

袷の着物は、10~5月まで着ますが、下に着る長襦袢が11~3月までは無双(裏を付けた仕立てです。今は袖だけが2枚仕立てにしています。)、10月、4、5月は単衣の長襦袢を着ます。

単衣の着物は6月と9月に着ます。下に着る長襦袢は6月は夏物を着て、9月は単衣の長襦袢を着ます。

夏、7、8月はうすものと言われる、夏の着物を着ます。

このように着物は衣替えが決まっています。でも今は衣替えの時、気温を見ながら季節の衣替えをしています。