着付ゆうゆう

着物、着付けのこと、そして「千葉駅前教室」を中心に私事も。 気が付いたこと、思ったことなどなど。 なお「千葉駅前教室」のホームページもよろしければご覧ください。 http://www7b.biglobe.ne.jp/kimono-chiba//

長襦袢

4月も半ばを過ぎて、夏を感じるお天気が多くなってきました。

これから着物も夏に向かって衣替えになりますが、単衣の長襦袢、夏の長襦袢について、長襦袢の仕立てのこと、とくに袖口の仕立て方について和裁のO先生とお話をしました。

着物は5月まで袷ですが、長襦袢が今月から単衣になりました。寒い時期(11月~3月)に着る袷の長襦袢は、今ほとんどが胴抜き、袖無双で仕立てられます。ですので、単衣の長襦袢は袖が単衣になるだけなのです。でも、着ての温度感がずいぶん違って、軽く快適さを感じます。

単衣の長襦袢

 袖口は「三つ折りぐけ」で仕立てます。

着物が単衣になる6月は、夏の長襦袢になります。

夏の長襦袢の仕立ては単衣と同じなのですが、袖口が違います。生地の耳を縫わないでそのままで仕立てます。初めは縫われていないことに不思議にも思いました。でも、袖口は思う以上に目立ちますし、生地の耳にすることで薄く、見た眼も涼しさを感じます。日本女性の知恵、そして感性と思いました。

袖口は縫われる場合もあります。和裁のO先生は、縫いの袖口を希望される場合、より細くなるように「よりぐけ」で仕立てるそうです。(スカーフの縁をかがるのと同じ縫い方)

絽の長襦袢

 袖口は耳のままです。

私のシルック長襦袢の一枚は三つ折りぐけになっています。(仕立て付きで購入の長襦袢